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2014年6月22日日曜日

梅雨空の飛行 一瞬の夕陽が房総半島を射す

 分厚い雲が空を覆っていて,どんよりした梅雨の季節、機上の人となり上空に舞い上がると,空は別の顔を見せる。相模湾上空にさしかかり,機が降下し始め、分厚い雲を突き抜ける。一瞬だが、西に傾いた夕陽が,雲間から海上を赤く射している光景が眼前に広がる。降り注ぐ光芒の有様は、神は天から地上に降り立ったとする神話に説得力を待たせる光景だ。機は間もなく羽田に着陸だ。房総半島、館山の海を赤く染める。弓なりの海岸線をシルエットに。

相模湾上空の光芒。左は伊豆大島。


房総半島上空


館山の海岸線が

Leica T+Vario Elmar18-56mmによる撮影。こういう光のグラデュエーション表現は、諧調の豊かなLeicaシステムの真骨頂だ。軽量コンパクトなシステムでLeica Worldが楽しめるのは嬉しい。着陸態勢に入るアナウンス、「全ての電子機器の電源をお切り下さい」の前に,夢中でシャッターを切った。